成人の約8割が罹患していると言われている歯周病、これは口の中の細菌が原因となる疾患です。
口の中にはたくさんの種類の細菌が存在していて、虫歯菌や歯周病菌、その他にもいろいろな種類の菌が複雑なパワーバランスの中で暮らしています。
さて歯周病菌ですが、これにもいろいろな種類がありまして、中でも『悪さをする菌トップ3』が歯周病の重症化に大きく関係しています。
そのトップ3の中の『最悪の親玉 = P.g.菌』は非常に厄介な細菌で、酸素の行き届かない歯周ポケットの奥深くで、血液を栄養源に生息しています。P.g.菌は壊れた血管壁から身体の中へ侵入し、血流に乗って全身へ運ばれると、心疾患や脳血管障害など、さまざまな全身疾患に関係すると言われています。
もし口の中にP.g.菌が多く存在するならば、それなりの対策を取らなければならないのですが、P.g.菌は顕微鏡検査では確認できない非常に小さな細菌で、その存在は『PCR検査』でしかわかりません。
⚫︎5ミリ以上の歯周ポケットが存在する方
⚫︎歯周治療をしても歯肉からの出血がおさまらない方
⚫︎顕微鏡検査でらせん状の細菌(p.g.菌と一緒に存在することが多い)が認められた方
上記に当てはまる方は、p.g.菌検査をお勧めします。
もちろんそれ以外の方も検査できますので、ご自身の未来の健康のため、ぜひご活用ください。
院内の検査で1時間ほどで結果がわかります。ご興味のある方はスタッフまでお声がけください。
私たちが処置の時につけているメガネを『拡大鏡』と言います。肉眼とは比べものにならないほど詳細にはっきりとみえますので、質の高い治療を行うためには欠かせないアイテムです。
治療を行うドクターは当然ですが、当院では、歯科衛生士も全員、高倍率の拡大鏡を使います。歯科衛生士が高倍率拡大鏡を使用するクリニックはまだ少ないかもしれません。
歯科衛生士は、歯周ポケットの中の歯石を細い刃物を使用して取り除きます。肉眼ではどんなに目を近づけても歯肉の中を見ることはできず、従来は見えないところを手探りで行う作業でした。
しかし拡大鏡を使用すれば、歯肉の中の歯石までしっかり見えてきちんと取り除くことができるのです(歯肉下の歯石除去は細かい作業のため、複数回に分けてご案内することもございます)。
メインテナンスを担う歯科衛生士が拡大下で処置を行うことで、とても精密なクリーニングができますし、小さな初期虫歯も見逃さず的確に管理することができます。
当院ではドクターと歯科衛生士、全員が高倍率拡大鏡を使用し、メインテナンスの後に必ずドクターがチェックすることで、より精度の高い口腔管理を提供することを目指しています。
ご迷惑をおかけいたします。よろしくお願いします。
新型コロナウィルスの感染拡大が止まりません。
診療室の消毒等に時間を要するため、時間あたりの予約人数を制限しております。
平時に比べご予約が取りにくい状況となっておりますのでご了承ください。
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事情により、以下を休診とさせていただきます。
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大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、各関係機関より、外出自粛の要請が出ております。
当院では、以下のように対応いたしますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
① 風邪のような症状・微熱等がみられる場合には、ご予約をキャンセルいただき、受診をお控えください。
② メンテナンスや歯科健診等、急を要しない処置につきましては、事態が落ち着いてからのご予約をご案内いたします。
③ 待合室ではマスクの着用をお願いいたします。また、受付に手指消毒用の消毒液をご用意しておりますので、受付時に手指消毒をお願いいたします。
④ キッズスペースのご利用はお控えください。院内感染防止のため、遊具は撤去しております。
⑤ 可能な限り、受診される方お一人で来院ください。ご家族がご在宅の場合は、お子様はご自宅での待機をお願いいたします。
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